この土日の暑さはきつかったですね。
さすがに参加人数は少なめでした。
7月27日(土)
◆ボランティアデー
夏の恒例、小島岬海岸部のゴミ拾いを実施しました。
休憩中にクモの巣にかかって死んでいたセッカ幼鳥
を発見しています。捕食されることは滅多にないと
は思いますが、クモの巣に絡んでしまう鳥は時々
いるようです。
◆キイトトンボと水辺の仲間たち 夕暮れ観察会報告
夕方になっても蒸し暑かったが、多くの生き物を観察できた。
「自然観察」デビューしたての男の子も、水分補給しながら
ワイルドなコースをしっかりと歩きとおした。
●トビハゼを至近距離で観察した。特に「ウラギク湿地」の木道からは、
手の届きそうなところにトビハゼがたくさん跳ねていて、体の縞模様も
はっきり見えた。
●カニも梅雨を経てようやく活発になってきた。ゾロゾロいるクロベンケイガニ
に加えて 赤いベンケイガニも。ごついハサミは挟まれたら痛そう。
●巨大グモが見ごろ。500円玉サイズはありそうなコガネグモ、ナガコガネグモ、
オニグモの「夏のデカグモトリオ」が、あちらこちらに巣をかまえ、蝶やセミ
をとらえている。
●虫は、ミンミンゼミ(羽が透明)、アブラゼミ(羽が茶色)、ニイニイゼミ(小柄で
かわいい)、カマキリやバッタの仲間が多数。今日のお宝は、参加者の方が発見した
キイトトンボ。レモンイエローの小さな体が、湿生植物の緑の中で鮮やかだ。
保護区では極めてまれな種類。他に真っ赤なショウジョウトンボや体の先端が
独特な形のウチワヤンマなど。
●鳥影は多くなかったが、コサギの小群や大きなアオサギの飛翔、ヒクイナの声、
ツバメの群舞など、味わい深いものだった。
●タヌキは、終盤に2回ほど「チラ出現」。もっとゆっくり見たかった、というのは
贅沢だろうか?
(担当D記)
次回は8月24日(土)そろそろ虫の声が増えてくる時期です。
7月28日(日)
◆フィールドミュージアム「貝殻探し」
小島岬はコアジサシやセイタカシギなどの営巣用に砂を運び押し出していた場所。
市内の大柏川調節池工事などで出た土砂も投入しており、東京湾では絶滅した
貝殻も見られます。
岸側を中心に採集
採れた貝殻。本日確認したのは
アカニシ・イボウミニナ・ウミニナ・カワアイ・イボキサゴ・
マガキ・アサリ・シオフキ・オキシジミ・ハマグリ・ヤマトシジミ・
オオノガイ・ハイガイ・サルボウ・カガミガイ・ツメタガイ・
ヒメシラトリ
この他に生体としては
ホソウミニナ・アラムシロ・タマキビ・ホトトギス・シボリガイ
が見られました。
来月のフィールドミュージアムは暑いので休止。
9月は江戸前干潟研究学校を実施します。
posted by スタッフN at 20:04|
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