2024年05月26日

5/25行事報告

コチドリと湿地のオーケストラ 夕暮れ観察会(5月25日)報告

●トビハゼ、ヤマトオサガニ、カワアイの「泥干潟トリオ」でスタート。
続く観察路の主役ベンケイガニ類は、気温が低めなせいか、ほとんど
巣ごもり状態だった。

●2羽のダイサギが優雅に追いかけっこをしている。後頭部に冠羽を
なびかせたコサギも登場。

●湿地では、キンヒバリが澄んだ音色で合唱している。浄化池(棚田)では、
ジ、ジ、と いうタンボコオロギのパーカッションが加わった。いずれも
初夏の湿地で楽しみな虫のオーケストラである。

●棚田では数羽のツバメがしきりに低空飛行して水中から羽化した虫を捕っている。
巣を 作るための泥もここで調達する。やがて一羽の茶色い鳥が、近くの泥の上に
降りた。コチドリ。3月にはツバメとともに春を告げる鳥。黒い胸バンドや目の周り
の黄色い環も見える。

●千鳥水門付近では、カワウの大群が追い込み漁を披露。圧倒される光景だ。
本来は水辺 の生態系の一員であるこの鳥と人間をめぐる状況に、私たちも
向き合っていかねばならない。

●タヌキが行く手の観察路に一頭。お尻をむけたままだったが、振り返って
こちらを見た後、横の草地に消えた。
(担当D記)


ボランティアデーは30名を越す参加者でした。おかげさまで
湊池棚田6枚への田植えが全て終了しました。

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2024年05月25日

保護区鳥情報5/25

2024年5月25日の保護区鳥類調査の結果です。

カルガモ
カワウ
アオサギ、ダイサギ、コサギ
ヒクイナ
イソシギ
カワセミ
ハシボソガラス、ハシブトガラス
シジュウカラ
ツバメ
ヒヨドリ
メジロ
セッカ
ムクドリ
スズメ
カワラヒワ
18種

1.季節的に旅鳥の記録が減り、種数も記録された個体数も大分少なくなりました。
2.カワウの巣は1100個を切りましたが、若鳥が千鳥水門からユニディ側周辺緑地に
 2000羽ほど群れていました。全体で7800羽ほどになりました。
3.ヒクイナの声。(丸浜川)
(スタッフK)

三島池出口のカワセミは子育て継続中の模様。
DSCN8846.jpg
5/24撮影

kawasemi20240518-0524.gif
5/18~24日のセンサーカメラ映像抜粋。
カワセミそのものよりサギやタヌキの方が
よく映っていました。
(センサーの反応から記録までのタイムラグ中に
 カワセミは画面から消えてしまう模様)
ラベル:鳥情報
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2024年05月18日

保護区鳥情報5/18

2024年5月18日の保護区鳥類調査の結果です。

カルガモ
カイツブリ
キジバト
カワウ
アオサギ、ダイサギ、コサギ
ヒクイナ
イソシギ
カワセミ
コゲラ
オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
シジュウカラ
ツバメ
ヒヨドリ
セッカ
ムクドリ
スズメ
カワラヒワ
ホオジロ
ドバト
23種

1.カワウの巣は1300個を切り、先週から450個ほど減りました。
 このところカワウの個体数は10,000羽ほどの記録が続いていま
 したが、下北岬や上北岬、千鳥水門に群れていた若鳥がほとんど
 いませんでした。12時ころに2,000羽ほど帰ってきましたが、
 合計しても6,000羽ほどでした。
2.三島池付近のカワセミの巣では、オスが魚の頭を先にして巣に
 入った様子でした。雛がいるようです。
3.ホオジロが囀っていました(北池)。近年、冬季にホオジロの記録が
 とても少なくなっているのですが、昨年は夏にホオジロが一定期間
 記録されました。今季はどうなることか、繁殖しないかな?
(スタッフK)
ラベル:鳥情報
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2024年05月13日

雨の保護区で

雨の日は観察会中止、作業もあまりやりませんが、
こういった日には普段見かけない場面に出くわしたりします。

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草に上っているベンケイガニ

通常は地面にいるベンケイガニやクロベンケイガニは、
雨天だとヨシなどによじ登って葉っぱを食べていること
があります。

脚の爪だけで器用に引っかかっているようで、
近づくとあっさりボタボタと地面に落ちていきます。
(危険から逃げるため速さを優先しているのかも)

なかなか保護区ではお見せすることのないシーンですが、
機会があれば探してみてください。


ラベル:甲殻類
posted by スタッフN at 16:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2024年05月11日

保護区鳥情報5/11

2024年5月11日の保護区鳥類調査の結果です。


カルガモ
カイツブリ
キジバト
カワウ
アオサギ、ダイサギ、コサギ
チュウシャクシギ
ウミネコ
カワセミ
ハシボソガラス、ハシブトガラス
シジュウカラ
ツバメ
ヒヨドリ
ウグイス
エゾムシクイ
セッカ
ムクドリ
スズメ
ハクセキレイ
カワラヒワ
ドバト
23種


1.カワウの巣は1750個ほどと減少が続いてます。まだ巣材を運んだり
 ディスプレイする個体もいます。若鳥が周辺緑地、下北岬、上北岬、
 千鳥水門に溢れています。個体数合計は11,800羽ほど先週より少し
 増えました。
2.エゾムシクイの囀り。(保護区入ってすぐのエノキ林)
3.ウグイスの囀り(ドブ池付近樹林)。連休明けにウグイスの囀りは珍しいです。
 過去に保護区で繁殖した記録があります。今後も注意したいと思います。
4.カワセミが魚の頭を先にして数回巣に入っていく姿を確認しました。
 雛が孵っているのでは?(三島池)
(スタッフK)

10日、千鳥水門外側のカキ礁にキョウジョシギやキアシシギが見られています。
DSCN7650.jpg
DSCN7620.jpg
DSCN7631.jpg
DSCN7641.jpg
(撮影:スタッフYM)
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2024年05月10日

愛鳥週間

本日から愛鳥週間です。今年は丸浜川沿いの通路に
周辺でこの時期よく見られる鳥の解説パネルを掲示
しました。散歩がてら探してみてください。
IMG_20240509_161915.jpg


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2024年05月04日

保護区鳥情報5/4

2024年5月4日の保護区鳥類調査の結果です。

カルガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、スズガモ
カイツブリ
キジバト
カワウ
アオサギ、ダイサギ、コサギ
チュウシャクシギ、イソシギ
ユリカモメ、ウミネコ
オオタカ
カワセミ
オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
シジュウカラ
ツバメ
ヒヨドリ
メジロ
セッカ
ムクドリ
スズメ
ハクセキレイ
カワラヒワ
28種

1.冬鳥がほとんどいなくなりました。アオジ、オオジュリンは記録されず。
 冬のカモ類も数羽づつでした。
2.カワウの巣は1900個を切り先週より100個ほど減りました。今日も時間通り
 10時少し前に大群で帰ってきました。巣は減ってきましたが、個体数は増え
 ています。今日は11,000羽を越えました。
3.保護区本土側からもカワウコロニー内のアオサギの巣に雛が見えました。(周辺緑地500~600m区間)
4.チュウシャクシギ、3羽(千鳥水門)。
5.オオタカ若(百合池カヤネズミ島)。
(スタッフK)

午後はコアジサシがよく飛んでいました。保護区近隣で繁殖するでしょうか。
丸浜側沿いではキビタキが、4月30日にキアシシギ、5月2日にアオアシシギ
が確認されています。
(スタッフN)

ラベル:鳥情報
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2024年05月01日

5月行事案内

2024年5月の行事予定です。

特記なければ当日受付・雨天中止・定員先着20名程度・参加無料。
※平日観察会及び夕暮れ観察会の集合場所が「あいねすと前」から
 「あいねすと横広場」に変更となりました。
感染症等の状況により変更や中止となる場合があります。

※敷地内に飲料自販機はありません。あいねすと内の
 カフェ(紙コップで提供)をご利用下さい。
※休館時や緊急時のトイレ利用は管理事務所にお声がけください。


○毎週日曜日・祝日 定例園内観察会 13時半~15時半 あいねすと横広場集合
 普段は入れない保護区内をご案内します。13時より受付開始。

○2日(木)平日観察会 10時~12時 あいねすと横広場集合
 毎月第一平日木曜開催。香りの良い花の季節です。

○19日(日)フィールドミュージアム「ぶらぶら観察会」10時~12時 管理事務所前集合
 小雨決行(荒天中止)
 持物:軍手・長靴・帽子・飲料 (あれば)タモ網や捕虫網・虫かご
 網を片手に保護区をのんびり歩きながらの生き物探し観察会。
 ※捕まえた生き物は観察後放します。持ち帰りできませんのでご注意下さい。

○25日(土)
ボランティアデー 13時~15時半頃 管理事務所前集合
 スタッフと一緒に保護区管理作業体験。田植え予定。
 持物:帽子・タオル・飲料・膝までまくれる、汚れてもよい服装
 ※保護区の水田は裸足では入れません。地下足袋やマリンシューズ等推奨。

夕暮れ観察会 16時半~18時半 あいねすと横広場集合
 日没前後の保護区を歩きます。カルガモのヒナは出ているでしょうか。

※2024年5月の定例新浜探鳥会は以下の通りとなります。11日および12日の
 東西線一部区間運休に伴う変則開催となっているのでご注意下さい
・12日(日)千葉県野鳥の会開催 9時40分行徳駅駅前(北側)集合
  江戸川放水路コースのみ。12時半頃解散。参加費200円+バス代

・19日(日)日本野鳥の会東京・行徳自然ほごくらぶ開催 9時40分行徳駅駅前(北側)集合
  保護区コース(13時半頃解散)と江戸川放水路経由(15時半頃解散)コース。
  参加費500円(会員は200円)・18歳未満無料+バス代(放水路経由)


 休館日:月曜(祝日の場合は翌平日)・年末年始(12/29~1/3) 入館無料

あいねすとのバードウィーク 10日(金)~16日(木)
ミニ観察会 11日・18日・25日(土曜) 13時半~60分程度 雨天中止
 当日13時よりあいねすと受付にて申込・先着10名
企画展示「行徳近郊緑地の春の花と鳥たち」 3月1日(金)~
 春の花とそれに集う鳥たちを紹介。

あいねすと利用問合せ:047-702-8045

みどりの国 土日祝 9時半~16時半(入場は16時まで)
 保護区外周部の、行徳高校側の1辺を週末に公開中。


野鳥病院 年中無休 8時半頃~18時半頃
 傷ついた野鳥の救護施設。県内で保護された野鳥(一部種類除く)の持ち込みのみ対応。
 ※現在鳥インフルエンザ対応のため猛禽類・一部の水鳥の入所受付を停止しています。
  なるべく事前にお問い合わせください。
 ※4月29日富里市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザ発生に伴い、野鳥監視重点区域
  に指定された下記地域からの傷病鳥は種類にかかわらず受入れ停止します。
  富里市、成田市、佐倉市、八街市、印西市、山武市、酒々井町、栄町、多古町、芝山町
  [2024年6月1日に解除となりました]

行事等問合せ・申込 行徳保護区管理事務所 047-397-9046(FAX同番)
ラベル:行事予定
posted by スタッフN at 19:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする