2023年02月26日

2/25行事報告

浅春のハヤブサ  夕暮れ観察会(2月25日)報告

天気予報ではもう降り出すというけれど、行けるところまで行ってみよう
と初参加の方も含めて出発。

●木の実はだいぶ食べられているが、センダンなどはまだ残っている。
たくさんのツグミがけたたましく鳴きかわしている。鴨場ぞいで驚いた
ように声をあげたのは、アカハラかシロハラだろう。
 藪の中から、アオジやオオジュリンの地鳴きがきこえる。いずれも
行徳で冬を越す小鳥。立春は過ぎたけれど、彼らが緑萌える故郷に帰る
のはもう少し先だ。

●スズガモ、オオバン、イソシギなど水辺の鳥たちも観察できた。

●序盤、干潟上空をスピーディーに飛ぶのはハイタカ。小柄な猛禽だが、
小鳥たちにとっては恐ろしい敵である。そして北池では私たちの真上を
ハヤブサが舞った。先がとがった細長い翼がはっきりうとわかる。
やがて遠くの鉄塔の上部に止まった。ひとり浅春の冷たい風に吹かれて
何を想うのだろうか。
(担当D記)

ラベル:行事報告
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2023年02月25日

保護区鳥情報2/25

2023年2月25日の保護区鳥類調査の結果です。


オカヨシガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ
ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ウミアイサ
カイツブリ、カンムリカイツブリ
キジバト
カワウ
アオサギ
オオバン
イソシギ
トビ
カワセミ
モズ
オナガ、ハシブトガラス
シジュウカラ
ヒヨドリ
ウグイス
メジロ
ムクドリ
アカハラ、ツグミ.
ジョウビタキ
ハクセキレイ
アオジ、オオジュリン
32種

1.カワウの巣数は975個と急減しました。先週の1723個より748個
 (約43%)も減少しました。巣上に雛の死体が見える巣が5個ありました。
 またカワウコロニーにはたくさんの雛が落ちているとのことでした。
  カワウは全体的にいつもより少なく1500羽ほど。鴨場境界林や
 保護区本土部分にいたカワウも今日は姿が認められませんでした。
 カワウコロニー内では枝や巣にとまってパタパタ・ディスプレイを
 する個体は多く見られ繁殖のやり直しの意欲はある様子です。
2.コガモやウミアイサのディスプレイが見られました。
(スタッフK)
ラベル:鳥情報
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2023年02月24日

いちかわエコギャラリー

明日からメディアパーク市川1階エントランス広場にて
市内環境活動団体のパネル展示が行われます。ほごくらぶ
も参加しているのでお立ち寄りの際はどうぞご覧ください。

2023年2月25日(土)~3月12日(日)
火~金:10時~19時半 土日:10時~18時 月曜休館・入館無料
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設営中の様子

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ほごくらぶ展示


明日25日(土)は第4土曜行事の日。
13時からのボランティアデー(管理事務所前集合)は
水路補修に向けた土嚢作り&運搬を予定。

16時半からは夕暮れ観察会(あいねすと前集合)。
先月までは冬時間でしたが今回から通常の16時半~18時半
開催となります。ご注意ください。


丸浜川沿いの河津桜は木にもよりますがおおむね
6~7分咲きといったところ。
ラベル:行事案内
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2023年02月23日

春少しずつ

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丸浜川沿いの河津桜はここ最近の陽気でどんどん
開花が進んでいます(22日)。満開になるのは
来週後半辺りくらいになるでしょうか。

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本日の園内観察会ではウラギク湿地にヤマトオサガニ
がたくさん出ていました。

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調査で採集されたボラの稚魚
(19日江戸前干潟研究学校)

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草の下で越冬中のコオイムシ(19日。撮影・提供Kさん)

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アオサギも婚姻色の個体が増えてきました(21日)。
巣材をくわえて飛んでいる姿も。

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築山斜面のホトケノザ(20日)。オオイヌノフグリ
もそこかしこで開花しています。

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2023年02月19日

保護区鳥情報2/19

2023年2月19日の保護区鳥類調査の結果です。


オカヨシガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ
ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ウミアイサ
カイツブリ、カンムリカイツブリ
キジバト
カワウ
アオサギ、ダイサギ
オオバン
イソシギ
ユリカモメ
トビ
コゲラ
モズ
オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
シジュウカラ
ヒヨドリ
ウグイス
メジロ
ムクドリ
ツグミ.
ジョウビタキ
スズメ
ハクセキレイ、タヒバリ
アオジ、オオジュリン
ドバト
37種


1.カワウの巣数は1723個と先週より100個ほど増加しました。ここ4週間以上
 巣数は1600個ほどで横這いでした。
2.カモ類が増加しています。多い順にキンクロハジロ128羽、スズガモ83羽、
 ホシハジロ54羽でした。また、久々にオカヨシガモも記録しました。
3.アオサギがカワウコロニ―内で巣造りしている様子が見られました。
(スタッフK)

16日にカワウの標識調査を実施しました。巣立ち前のヒナを捕獲して標識足環と
カラーリングを装着して巣に戻していくのですが、参加したスタッフによると
巣内の卵やヒナは1~2のところが多く、地面に落ちて死んでいるヒナも多かった
そうです。通常カワウは4卵産むので巣数ほどには繁殖状況は良好ではないのかも。
(スタッフN)
ラベル:鳥情報
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2023年02月11日

保護区鳥情報2/11

2023年2月11日の保護区鳥類調査の結果です。


マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ
ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ウミアイサ
カイツブリ、カンムリカイツブリ
キジバト
カワウ
アオサギ
オオバン
ヤマシギ
セグロカモメ
トビ、ハイタカ、ノスリ
カワセミ
モズ
ハシボソガラス、ハシブトガラス
シジュウカラ
ヒヨドリ
ウグイス
エナガ
メジロ
ムクドリ
アカハラ、ツグミ.
ジョウビタキ
ハクセキレイ
アオジ、オオジュリン
ドバト
36種


1.カワウの巣数は1626個と、この4週間ほぼ変化なしでした。鴨場との
 境界林や下池の西側の樹林に集まっていたカワウは計10羽にも満たず大分
 少なくなりました。
2.カモ類がほとんどいないこの冬でしたが、このところ増加傾向です。
 キンクロハジロ92羽、ホシハジロ38羽、スズガモ38羽でした。
3.アオサギが数羽、北池の中ほどに舞い降りていました。そろそろ繁殖期
 なので期待してしてしまいます。
4.少数派、ヤマシギ(北池と町田池の間辺り)、エナガ(トラクタ小屋付近)
(スタッフK)

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どぶ池(湊排水機場)にいたキンクロハジロとマガモ

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北池土手にはフキノトウが見られました。
ピークはとうに過ぎていてほとんどは葉
になっていました。

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第2日曜の探鳥会で利用している金魚池ルート
にカラスの巣(残骸)が落ちていました。

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DSCN4872.jpg
丸浜川沿いの河津桜は少しずつ開花が増えています。
見頃は今月下旬辺りになるでしょうか。
(スタッフN)
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2023年02月08日

コアホウドリ放鳥

野鳥病院に入所するアホウドリ類は平均するとだいたい年1羽程度。
2022年度は当たり年なのか、12月からクロアシアホウドリ3羽、
コアホウドリ1羽の入所が続いています。

多くは内陸に不時着してしまい飛び立てなくなった個体。
長く収容していても健康には飼育できないため、多少不具合が
あっても元気ならば早めに放鳥しています。

普通種であれば保護区内や野鳥病院前で放していますが、海鳥は
外房九十九里海岸まで運んでいます。

本日も6日に銚子で保護されたコアホウドリを放鳥してきました。
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あらぬ方向へ飛び出していくので慌てましたが

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2回目の離陸で無事沖合へと飛んでいきました。


ラベル:野鳥病院 近況
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2023年02月06日

保護区近況

週一のカウント調査結果コメントにもあるようにここ最近
ムクドリやツグミなど小鳥類が多いです。今シーズンはたくさん
残っていた丸浜川沿いのトウネズミモチの実も今週中には
食べ尽くしそうな勢いです。


久しぶりの作業近況。

保護区は浅く開けた水面を利用する鳥を主目標に淡水池や
棚田を作っています。富栄養化の進んだ都市排水(街中の側溝や
暗渠の水)が水源で、たっぷりと日光を浴びるので植物の勢いも
良く、放っておくと数か月で水面は植物に覆われてしまいます。

春先から夏の間にトラクターを入れて開水面維持に努めていますが、
利用できる場所は限られるため、植生管理のために定期的に池を
乾かして作業を行っています。
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作業中の上池

まず池の水を止め、乾いたら草を刈り、ユンボで地面を掘り返し、
踏み固めた後にトラクターをかけます。
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草刈り後の下池
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掘返し
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踏み固め
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トラクターがけ後。

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ユンボで地面を掘り返すのはトラクターの刃が
届かない深さの地下茎(ヨシやガマ)を分断する
のと天地返しによる天日干しも兼ねています。

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掘り返したままだとその後の作業がしづらいので
踏み固めた後にトラクターをかけます。
上の画像は左が掘り返し後、右が踏み固めた状態。

今シーズンは4系列(浄化池の西半分)と5系列(上池・下池・竹内ヶ原)
の作業を進めています。雨が少ないので今の所順調に進行中。

一通りの作業が完了したら水を戻していきます。
2月末か3月上旬頃になる予定。
ラベル:作業 近況
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2023年02月04日

保護区鳥情報2/4

2023年2月4日の保護区鳥類調査の結果です。


マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ
ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ウミアイサ
カイツブリ、カンムリカイツブリ
キジバト
カワウ
アオサギ、ダイサギ
バン、オオバン
トビ、ハイタカ、ノスリ
カワセミ
モズ
オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
シジュウカラ
ヒヨドリ
ウグイス
メジロ
ムクドリ
シロハラ、ツグミ.
ジョウビタキ
スズメ
ハクセキレイ、タヒバリ
カシラダカ、アオジ、オオジュリン
ドバト
39種


1.カワウの巣数は今日も1600個ほどと、ここ3週間連続でほぼ変化なし。
ピークなのかな?例年ですと4月前後が巣数のピークになることが多かった
のですが…どうなりますか様子見です。カワウの雛の声が一段と大きく
なっています。巣からはみ出しそうなくらいかなり大きな雛のいる巣も
12巣ほど数えました。その他雛が顔を出している巣はかなり多いです。
2.小鳥類がとても多いです。特にツグミ、ムクドリは目立ちます。
ツグミは当たり年ですね、合計で150羽を超えました。ムクドリも数週間前
から急増していて156羽の群も見られました。
3.少数派、カシラダカ1羽(新浄化池)、タヒバリ5羽(竹内ヶ原)。
(スタッフK)
ラベル:鳥情報
posted by スタッフN at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 鳥情報 | 更新情報をチェックする

2023年02月02日

2月行事案内

丸浜川沿いの河津桜が数輪ずつですが咲き出しています。
見頃になるのはまだ先になりそう。

2023年2月の保護区行事予定です。

特記なければ当日受付・雨天中止・定員先着20名。
マスク着用推奨。新型コロナ・鳥インフルエンザ等の
状況により変更・中止となる場合があります。

※敷地内に飲料自販機はありません。あいねすと内の
 カフェ(紙コップで提供)をご利用下さい。休館時や
 緊急時は管理事務所にお声がけください。


○毎週日曜日・祝日 定例園内観察会 13時半~15時半 あいねすと横広場集合
 普段は入れない保護区内をご案内します。13時より受付開始。
 防寒対策はしっかりと。

○2日(木)平日観察会 10時~12時 あいねすと前集合
 毎月第1平日木曜開催。

○19日(日)江戸前干潟研究学校 10時~12時半頃
 保護区内の水生生物調査。冬場は採集量が激減するため関係者のみで実施
 する非公開調査となりますが、参加希望の場合はお問合せください。

○25日(土)第4土曜行事
ボランティアデー 13時~15時半頃 管理事務所前集合
 スタッフと一緒に保護区管理作業体験。 持物:軍手・長靴(あれば。貸出用もあり)

夕暮れ観察会 16時半~18時半 あいねすと前集合
 日没前後の保護区を歩きます。2月から通常時間に戻ります。


あいねすと(市川市行徳野鳥観察舎) 9時~17時 月曜休館(祝日の場合は翌平日)
※混雑時入場制限あり

ミニ観察会 2/4(土)、18(土)、25(土) 13時半~約1時間
 先着10名 雨天中止
 当日13時よりあいねすと1階受付窓口にて申込

あいねすと利用問合せ:047-702-8045

○みどりの国 土日祝 9時半~15時半(入場は15時まで)
 保護区外周部の、行徳高校側の1辺を週末に公開中。11月から2月は閉園が
 通常より1時間早くなっています。ご注意下さい。

○野鳥病院 年中無休 8時半頃~19時
 傷ついた野鳥の救護施設。県内で保護された野鳥(一部種類除く)の持ち込みのみ対応。
※現在鳥インフルエンザ対応のため一部種類の受け入れを停止しています。
 なるべく事前にご確認ください。
 受入れ停止中の種類
 ・カモ類・カモメ類・カイツブリ類・猛禽類(タカ・ハヤブサ・フクロウの仲間)
 ・カワウ・オオバン・アオサギ 


行事等問合せ・申込 行徳保護区管理事務所 047-397-9046(FAX同番)
ラベル:行事案内
posted by スタッフN at 11:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする